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2023.06.07(水) 担当:髙橋 昭広建築のプロが伝授
今回は断熱リフォームについて
嶋澤啓工務店 一級建築士 髙橋より
お伝えさせていたします。
現在では断熱材の性能や厚みが2~30年前とは違って、どんどん進化し
より高性能になっています。
それは断熱材だけではなく、住まいに欠かせない窓も同様です。
断熱サッシ、ペアガラスも昔は珍しかったですが
今や一般品になりつつあります。
断熱材の特徴として、「全体で性能を発揮する」ということが言えます。
つまり、
一部分だけ高性能にしても
全体とすれば大きな効果は出にくい
ということです。
すなわち、
高性能断熱材で家全体をすっぽり覆うような施工ができれば
効果が出やすい
ということです。
そして住宅の熱損失は窓の影響が大きいので、窓も当然高性能化する必要があります。
全体で効果を発揮するものだからです。
断熱材は一般に天井裏や壁内、床下などに施工されています。
断熱材自体は決して高価なものではありません。
ただし、見えないところに施工するものなので、天井を外す、壁をはがす、
などの解体工事が必須となります。
フルリフォーム、リノベーションなど大掛かりな工事の際には、
お施主様は耐震対策と共に断熱工事も視野に入れるべきです。
我々リフォームアドバイザーもそのようなご提案をすべきと思います。
特にマンションで長年結露に悩んでいる方には断熱工事は必須と言えます。
結露は断熱、換気、湿気対策(使い方)にもよるので
一概に断熱だけで解消できるものではありませんが
結露対策の重要な一角を担っているのは確かです。
マンションの場合は外気と接している面が少なく
両隣や上階・下階も住居の場合がほとんどです。
よって断熱施工面積が少ないので、大きな金額にはなりません。
内容にもよりますがフルリフォームやリノベーションなどの
工事費の数パーセント以内がほとんどです。
そしていったん仕上がってしまうと、やり直しとなるような工事となるため(後戻り工事)
フルリフォーム・リノベーションの場合はぜひ視野に入れて頂きたいと思います。
時節柄、「断熱材は寒さ対策」と思われがちですが
暑さ対策にもなります。
空調(冷暖房)がいまや欠かせませんが、
外気と内気の温度差は異常気象もあり
年々厳しい環境になっています。
断熱が乏しいということは、鳥かごの中で冷暖房をしているようなもので
その隙間からエネルギーはどんどん逃げていきます。
これは暖房に限らずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
断熱リフォームのご相談お待ちしております。
Tel. 0120-4038-15
受付時間 / 午前9時~12時午後13時~18時